インターハイの前哨戦ともいえる『ハイジャパ』が、今年は7月のインターハイ会場にもなる北海道苫小牧市緑ヶ丘公園庭球場で開催。初日は男女シングルスの準々決勝までが行われ、男女ともベスト4が出揃った。
ハイジャパは抽選でトーナメントの組み合わせが決まるため、初戦から大激戦になるなど、毎年、スリリングなトーナメントになる。
そのような中、男子シングルスで4強入りを果たしたのは坂口生磨(尽誠学園)、昼間悠佑(木更津総合)、白井大希(鹿児島商業)、野本凌生(尽誠学園)だった。特に、白井の入ったブロックには全国大会常連校の中心選手が数多く入り、大激戦となった。8強決めでは、浅見竣一朗(東北)と米川雅翔(尽誠学園)がこの日一番といっても過言ではない、質の高いラリーの応酬となり、ファイナルまで競り合う好勝負を見せた。その勝者となった米川を、次の準々決勝では白井がG④―2で撃破。今年もまた、大混戦のトーナメントとなった。
■明日の男子準決勝
坂口vs昼間
白井vs野本
女子もまた熱戦が展開されたが、岩元望美(和歌山信愛)、日笠愛美(白鷗大足利)、前田梨緒(須磨学園)、宮前希帆(広島翔洋)が競り合いをものにして、ベスト4入りを果たした。4選手ともに実力通りの力を発揮し、順当な勝ち上がりといえた。特に、全日本シングルス選手権で宮前は4強入りし、さらに、前田はハイジャパの数日前の全日本ミックスダブルス選手権で準優勝となっている。明日の準決勝では、その宮前と前田が準決勝で激突する。どのような戦いぶりを見せるのか、楽しみでならない。
■明日の女子準決勝
岩元望vs日笠
前田vs宮前
取材・文◎八木陽子 写真◎井出秀人