【ハイジャパ2023・シングルス】男子は野本凌生が頂点に。 尽誠学園はシングルス4連覇! 女子は岩元望美がV! 和歌山信愛は岩元姉妹で2連覇達成
第52回ゴーセン杯争奪ハイスクールジャパンカップ2023◎6月15~18日/北海道苫小牧市緑ヶ丘公園庭球場
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ハイスクールジャパンカップ2日目となった17日。シングルス準決勝、決勝が行われ、男子は尽誠学園の野本凌生が優勝し、同校がシングルス4連覇を成し遂げた! 女子は前回大会のチャンピオン、和歌山信愛の岩元愛美の双子の姉、岩元望美が苦しい連戦を乗り越え、頂点に立った。これにより、姉妹で連覇を達成。シングルス決勝後は、ダブルスのリーグ戦がスタート。この日はリーグ戦1位までを決める。
男子準決勝は、木更津総合の昼間悠佑が尽誠学園の坂口生磨を、尽誠学園の野本凌生が鹿児島商業の白井大希をともにG④―2で倒し、決勝へ。
決勝は互いにレシーブキープでG2オールまで競ったが、第5ゲームで野本がラリーからネット前ギリギリに緩く落とすなどし、一気に④―0でG3-2に。波をつかんだ野本は続く第6ゲームも優勢にゲームを進め、最後は前に出てボレー、スマッシュと連打し、G④―2でタイトルを獲得。「練習でやってきたことを発揮したら、結果がついてきた」と野本。尽誠学園としては白川雄己、黒坂卓矢、岩田晧平に続き、4年連続でのシングルス制覇となった。
窮地から追い上げた岩元望
女子決勝には、白鴎大足利の日笠愛美との準決勝でG1-3から踏ん張って逆転勝ちした岩元望美(和歌山信愛)と、全日本シングルス3位の宮前希帆(広島翔洋)をG④―2で破った前田梨緒(須磨学園)が勝ち上がった。
試合序盤は岩元望のレシーブミスや前田のレシーブクロスパスなど、前田が波をつかんでG3-1。だが、昨日の準々決勝以降、劣勢でもファイナルに持ち込んで勝ち抜いてきた岩元が、決勝でもマッチをしのいで挽回。ファイナルになってからも、ストロークのネットインなどで3-0とリード。その後も前田の真骨頂であるバックのストレートへのパッシングを決められながらも踏ん張り、⑦―4で勝負を決めた。「今回は妹の愛美を(予選)決勝で破って出場しました。前年(ハイジャパ単)優勝の愛美の思いも背負って戦いました」と岩元望。何度もマッチを握られながらもしのぎ、妹の愛美との連覇を達成した。