今年の本国体が行われる東開庭球場にて、鹿児島県少年・成年男子が広島県成年男子チームとの合同練習会が開催された。
鹿児島県連盟会長の川畑城氏は「全日本トップクラスチームとともに練習、ゲームをしてもらい、とてもいい刺激をもらいました」と感謝の意を話す。そして、「51年前のいまだに破られていない鹿児島県での5種別制覇の記録にまた挑戦する気持ちで臨みたい。全種目力をつけてきているので、4種別ともまずはベスト8を目指し、そこから一つずつ上を目指してほしい」と期待を込めた。
成年男子キャプテンの神川浩大(南国殖産)はこう話した。
「コロナの影響で開催が3年延びたので選手の入れ替わりなどもありましたが、県連盟が県外での練習試合などに積極的に動いていただいたおかげで、さまざまな経験を積むことができました。その中で戦い方の部分や身体の使い方を勉強し、さらに成長させることができたと思います。我々の強みは、どんな状況でも最後まであきらめずに攻め抜く力。そこをこれからも伸ばし、本国体でも最後まで悔いが残らぬよう戦います。その姿勢を応援に来てくれた人たちに見せたいです」
また、広島県成年監督であり、NTT西日本の堀晃大監督は鹿児島県チームの印象などを話してくれた。「チームの支柱となる柳田(賢太郎)/神川ペアがこの3年間で成長してきたと感じます。若い頃の勢いとは違い、西日本選手権2位などの実績を積み、そこから年を重ねて円熟味を増しています。自分たちのペースを持ってきたら、なかなか簡単に負けないペアになってきましたね。広島の選手たちはアジア競技大会後で調整も難しいかもしれませんが、また鹿児島に戻ってきて連覇を達成したい」
練習ではNTT西日本ベテランの長江光一選手が積極的に話す姿が見られた。2時間近く練習をともにした内村太陽(志學館大)は、「ソフトテニスに対しての気持ちがあふれるいい選手と話せました」と笑顔があふれた。