ナショナルチーム男子の兼平智孝トレーナーが、毎日できるトレーニングを紹介する連載「中学生のための身体づくり」も16回目。今回のテーマは、スポーツの土台である体幹強化。体幹がしっかりとできてくると自分の身体を適切な位置に保つ力もついてくるので、ソフトテニスに必要な動きもできるように。インパクトに生きるのはもちろん、動かされた時に崩れなかったり、ストロークしやすいように体勢をコントロールできたりと、体幹を鍛えるメリットはたくさんある。
「大切なのは“フォームが綺麗であることが重要ではなく、動きの最適解を探すのがトレーニング”という認識。同じ身長や体重でも、育ってきた背景が違ったりするので、バランスの取り方の戦略も異なります。人はみんな同じではないので、スタートからゴールまで一人一人の動きは異なりますが、狙ったところにボールが飛んでいけばOKという意識が何より大切です!」と兼平トレーナー。
今回は、瞬発的に体幹を固定する力と体性感覚を養う、ドロッププッシュアップを動画で紹介。両ヒザをついたSTEP1と、レベルアップして両ヒザをつけず、頭から足まで一直線になるSTEP2の2パターンがある。上体を下げて着地するタイミングで腰が落ちてしまうので注意すること。自然に息は止まるはずなので、それでOK。体性感覚を養うために、鏡を見過ぎない方が良い。