10月３日から、中国・杭州市で開催されている第１９回アジア競技大会のソフトテニス競技がスタートした。３日～４日が国別対抗、５日はミックスダブルス、６日～７日がシングルスというスケジュールになっている。初日の３日は国別対抗の予選が繰り広げられた。

　グループＡに入った日本男子は、フィリピン、モンゴル、インドネシアの順に対戦し、失点なしのすべて③―０で完勝。フィリピン戦とモンゴル戦では内本隆文／内田理久、広岡宙、船水颯人／上松俊貴のオーダーで臨み、技術力高さを見せつけて快勝。この日の最終戦となったインドネシア戦では船水／内田、広岡、内本／上松というオーダーを組み、３試合ともに失ゲーム０で、グループＡを１位通過した。なお、同グループの２位はインドネシアとなった。どのようなペアリングでも戦えるよう準備をしてきた日本。攻撃の幅の広さを見せつけた予選での戦いぶりだった。

　一方、日本のライバル、韓国、中華台北が入るグループＢでは、韓国対中華台北が第１試合からファイナルの大激戦を演じ、第２試合のシングルスは中華台北の陳郁動が韓国のユンヒョンウィックをＧ④―１で制し、連勝。続く第３試合は韓国が意地を見せ、G⑤―２で一矢を報いた。

　明日の準決勝の対戦は、グループA１位の日本対グループB２位の韓国、グループA２位のインドネシアVSグループB１位の中華台北となる。日本にとって、明日の準決勝は１つのヤマ場といえる。日本代表に熱き応援を！

この日の日本男子の初戦は、センターコートでのフィリピン戦。内田（右）は内本と組んで、日本代表の切り込み隊長として、ダイナミックなスマッシュやポジショニングでプレッシャーをかけるなど持ち味をきっちり発揮した