中国・杭州で開催中のアジア競技大会(10月3日~8日)、3日目はミックスダブルスが行われた。予選リーグ1位通過した日本の2ペアは、準々決勝、準決勝と勝ち抜き、同士討ち決勝を実現!
決勝1ゲーム目からデュースを繰り返す2ペア。上松、内田は同学年で小学生の頃から切磋琢磨してきた間柄。また、高橋は社会人になり、より開花し、世界選手権ダブルス優勝、アジア競技大会シングルス金メダルなどのタイトルを獲得するまでに成長してきた。そして、「どんなボールでも返す」泥臭いテニスを貫き続ける志牟田は、今大会初の日本代表に選出され、好成績を続けている。
それぞれの歩みがある中で、4人はミックスダブルの決勝の舞台へ。ゲームは互いの手の内を知る者同士、一進一退のゲームとなる。スマッシュ、ボレー、フォローの応酬など、見ごたえのある好ラリーの中、上松/高橋はG0-1、G1-1、G2-1、G2-2、G3-2、G3-3、G4-3から第8ゲームは上松がサービス&ボレー、高橋のボレーなどで④―1とし、G⑤―3で内田/志牟田を振りきった。
「僕は3冠(国別、ミックスダブルス、シングルス)を目指しているので、まだ途中ですが、5年前のジャカルタでのアジア競技大会でミックスダブルスは銅メダルでした。その悔しさがあるので、今回は全身全霊で臨みました」と上松。
昨日から国別対抗男女金メダル、ミックスダブルス金・銀メダルを獲得と大活躍の日本代表。明日はシングルス予選、明後日はシングルス準決勝、決勝と続く。どこまで偉業を成し遂げてくれるのか、期待でいっぱいだ!
取材・文◎八木陽子 写真◎高原由佳