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【アジア大会2023】シングルス予選、船水颯人、上松俊貴、高橋乃綾、尾上胡桃の4選手ともにリーグ戦突破! 明日のセカンドステージは、女子は準々決勝から、男子は同士討ちに

船水颯人、個人タイトルも目指し、力を磨いてきた。明日は同士討ち対決となるが、好勝負を期待したい

 大会4日目はシングルスの予選が始まった。日本は船水颯人主将、上松俊貴、尾上胡桃主将、高橋乃綾の4選手がエントリーしている。

 前回のアジア競技大会シングルス女王の高橋乃綾は、2選手のみが入ったグループAで、モンゴル選手をG④―0、1ポイントゲームの完勝で、早々に決勝トーナメント進出を決めた。グループHの尾上胡桃は、リーグ戦初戦で前々日の国別対抗決勝で敗れた台湾・鄭竹玲に対し、1ゲーム目を奪われたものの、続く2ゲーム以降4ゲーム連取し、G④―1でリベンジを果たす。だが、次戦の北朝鮮のリ・ジンミとはファイナルにもつれる接戦を演じる。しぶとく粘るリ・ジンミの前に4-⑦で黒星を喫する。しかし、鄭竹玲がリ・ジンミをG④―2で倒し、尾上が1位通過となり、高橋とともに準々決勝へ。

 ともに準々決勝は韓国選手との対戦となり、高橋はイ・ミンソン、尾上はムン・ヘギョンと顔を合わせる。韓国選手との対決が、頂点を目指す上で大きなヤマとなる。

 男子は、グループCに入った上松俊貴がフィリピン選手に対してはG④―0で圧勝したものの、北朝鮮のリ・リョンヘにG2オールから2ゲーム連取され、G2-④で敗退。1勝1敗となったが、決勝トーナメントのセカンドステージ進出を決めた。グループEに入った船水颯人は風格ある戦いぶりで初戦、中華台北の張祐菘をG④―0、続くカンボジア選手にも0で完勝し、最終戦の相手・モンゴル選手が棄権し、全勝でリーグ突破を決めた。だが、明日の決勝トーナメントのセカンドステージからスタートする日本の男子2選手は同士討ち対決となり、勝利者が準々決勝に進み、韓国のキム・テミンと対決する。

 ここまで国別対抗男女金メダル、ミックスダブルスは金・銀メダルを獲得した日本。シングルスでも4選手が力の限りのプレーでメダルを目指していく――。

3冠を目指す上松俊貴。予選リーグで伏兵・北朝鮮のリ・リョンヘに土をつけられたが、その悔しさを明日のトーナメントにぶつけていく

前回のアジア競技大会シングルス覇者の高橋乃綾。2連覇を目指し、まずは韓国選手との4本決めに集中する

予選リーグは三つ巴となったが、得失ゲーム差でリーグ1位の尾上胡桃。明日は韓国の柱・ムン・ヘギョンと激突

 

取材・文◎八木陽子 写真◎高原由佳
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