新年が明けて1月13日、東京・アルカディア市ヶ谷で第19回アジア競技大会(中国・杭州)祝勝会が開催された。元旦の能登半島地震を受け、「大きな被害を受けた被災地の方々へ心よりお見舞い申し上げます」という言葉から始まり、日本連盟からの目録贈呈や男女監督による選手紹介などが行われた。
2022年に開催予定だった第19回アジア競技大会(中国・杭州)。世界中で新型コロナウイルス感染が拡大し、同大会も1年延期を余儀なくされた。そして2023年10月、1年越しで開催されたアジア競技大会で、日本代表は国別対抗アベック優勝、ミックスダブルス同士討ち決勝(優勝:高橋乃綾/上松俊貴、準優勝:志牟田智美/内田理久)、男子シングルス優勝(上松)、女子シングルス準優勝(高橋)の好成績を叩き出した。その偉業を祝し、日本ソフトテニス連盟が祝勝会を開催。全国から関係者が続々と祝福に駆けつけた。
日本連盟から目録を贈呈された男子代表の上松俊貴は「今年は世界選手権が韓国でありますが、今後は全種目で『金メダル』がとれるよう、26年の名古屋でのアジア競技大会につなげられるよう頑張ります」と挨拶した。また、女子主将の尾上胡桃は「今回の女子5人は所属が異なりましたが、『1つの星になろう』を合言葉にして一丸となりました。その結果、頑張ることができました」と今回の女子代表について語った。これまでの経験を土台に『チームJAPAN』がより結束し、大仕事を成し遂げた。
取材・文◎八木陽子 写真◎高原由佳