第7回目を迎える全日本小学生東西対抗大会(主催・西日本小学生連盟)は、1月13日から2日間、和歌山県・和歌山ビッグホエール、和歌山ビッグウェーブで行われた。
参加者は、7月の東日本選手権と、10月の西日本選手権の上位を中心に12ペアを選抜。東西に分かれての男女別の団体戦は、初めて「東」がアベック優勝を実現。男子は東が西に「38-33」、女子は東が西に「37―33」で勝利した。
東日本理事長の関山達朗氏は、「男女ともよく頑張った。とくに男子は、夏の全日本小学生大会の個人戦で上位6ペアが西日本だっただけに、大健闘だったと思います」と相好を崩した。
序盤で、夏5位だった西の倉田峻輝/當房琉生(愛知)をG③―2で下し、いい流れを東に引き込んだ髙橋慶大/足達羽空(山形)は、「少しでも流れが来るように頑張って、ぎりぎりで勝てました」(髙橋)、「緊張したけれど、後衛がつくってくれたチャンスを打ちにいきました」(足立)と振り返った。
女子は、初日、東が西に25―23と僅差だったが、徐々に差を広げた。東日本選手権で優勝し、今大会では、6戦全勝で東に貢献した深井るるか/中嶋望(群馬)は、「東の子だけじゃなく、西の子たちとも仲良くなれる大会で楽しかった」と口をそろえていた。
なお、大会中、能登半島地震の被災地への支援として寄付を募り、6万円が集まった。義援金は、石川県小学生ソフトテニス連盟に手渡される。
取材◎鈴木快美 写真◎三野良介