3月の全日本高校選抜の前哨戦と位置づけられる『第37回高松アゼリアカップ高校選抜ソフトテニス国際大会』が、2月10日から香川県高松市の高松市総合体育館で開幕。男女各18チームの優勝争いは、1日目から実力伯仲の好勝負が相次いだ。
和歌山信愛は1、2番で敗退
男子は昨年に全日本高校選抜、インターハイ団体戦、国体を制し、27年ぶりの高校三冠を成し遂げた尽誠学園(香川)が、地元でのアゼリアカップ連覇を目指して初戦の2回戦に臨んだ。1回戦で南陽工業(山口)を下して勢いに乗る和歌山北(和歌山)から1番を取ったものの、2番が敗れて三番勝負に。だが3番の内田陽斗/笹川慈瑛が競り勝ち、2日目(11日)の準々決勝に勝ち上がっている。
また、昨年のインハイ団体戦で準優勝、選抜と国体は3位だった東北(宮城)も、立命館守山(滋賀)との初戦の2回戦が三番勝負に。1回戦で高松市選抜(香川)を下した相手に1番を取りながらも2番が敗れたが、何とか振りきって勝ち上がっている。
一方、女子は昨年のアゼリアカップと選抜を制した和歌山信愛(和歌山)が、初戦の2回戦で山陽学園(岡山)に敗れた。1回戦で高松市選抜を下した相手に序盤から後手を踏み、1番が0、2番が1で敗れて万事休す。また、昨年のインターハイ団体戦を制している三重(三重)も、初戦の2回戦で札幌龍谷学園(北海道)と対戦し、1番勝利後に2番と3番がファイナルで敗れて敗退となった。
1日目を終えて、男女とも写真のようにベスト8が出そろった。2日目の11日は第1試合が9時プレーボールで、選抜前哨戦の覇者が決定する。
吉原正文・大会会長が開会式であいさつ
取材・文・写真◎石倉利英