各地の予選を勝ち抜いた36チームが春の日本一を目指す全日本高校選抜。3月29日の大会2日目を終え、男女8強が決まった。
シード4校は例年と同じく、この日に2試合を行う日程。昨年に続く連覇を狙う和歌山信愛(和歌山)は、山陽学園(岡山)との初戦の2回戦、昭和学院(千葉)との3回戦が続けて三番勝負の接戦となったが勝ち抜いた。昨年のインターハイ団体戦に続くタイトルを目指す三重(三重)も、初戦の2回戦で脇町(徳島)、3回戦では奈良育英(奈良)と三番勝負で競り合ったものの、ベスト8入りを決めている。
東北(宮城)は星野(埼玉)との初戦の2回戦が三番勝負となったものの、3回戦は尽誠学園(香川)を②-0で退けた。もう一つのシード校、白鴎大足利(栃木)は初戦の2回戦で高田商業(奈良)を下したが、3回戦で岡崎城西(愛知)に敗れて敗退。このゾーンでは昨年の国体を単独で制した広島翔洋(広島)も、3回戦で羽黒(山形)に敗れて姿を消している。
最終日の30日は準々決勝からスタート。優勝するためには3試合に勝たなければならず、スタミナやコンディションも覇権の行方に影響を与えそうだ。
★準々決勝の対戦カード
和歌山信愛(和歌山)-京都光華(京都)
羽黒(山形)-岡崎城西(愛知)
東北(宮城)-福知山成美(京都)
就実(岡山)-三重(三重)
取材・文◎石倉利英 写真◎矢野寿明