3月28日に始まった全日本高校選抜は大会3日目を終えて、男女優勝が決まった。男子は尽誠学園が3連覇を達成。男子では史上初のことだった。
決勝戦に進出したのは尽誠学園と高田商業。2面展開での戦いが、今大会勢いを持続する内田陽斗/宮田成将が先勝すると、坂口生磨/小山寛晴は長いゲームもあったが、最後はG④-1で優勝を決めた。
「歴史に挑戦すると言ってきましたが、3連覇という数字にはこだわらず圧倒して優勝することを考えてきました」と小山主将。すばらしい選手宣誓から最後は優勝旗を手にした。
小山とのペアで2番に出場した坂口はこう振り返った。
「どのチームのどのペアよりも一番練習したペアだと思いますし、会話した数も多いはずなのですが、私学大会から選抜にかけて成果が出てきました。まだまだの部分もあるので、この世代を突き抜けていけるように、これからも頑張ります」
強さばかりが印象に残ったが、まだまだ足りないものを自覚するあたり、勝ち続けてきた経験が生きている。
文◎福田達 写真◎矢野寿明