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2024.03.30

【高校選抜女子・大会最終日】東北が2年ぶり3回目の優勝! 昨年の経験者を軸に充実の内容で春の日本一に

第49回全日本高校選抜大会◎3月28~30日/日本ガイシスポーツプラザ

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2年ぶりにタイトルを奪還した東北が日本一の笑顔!

 各地の予選を勝ち抜いた36チームが春の日本一を目指す全日本高校選抜。3月30日の大会最終日で男女の優勝チームが決まり、女子は東北(宮城)が2年ぶり3回目の優勝を果たした。

 最終日は準々決勝から始まり、連覇を狙った昨年優勝の和歌山信愛(和歌山)が京都光華(京都)に、昨年のインターハイ団体戦に続くタイトルを目指した三重(三重)が就実(岡山)に、それぞれ敗れて敗退。決勝は、準決勝では岡崎城西(愛知)を破った京都光華と、準々決勝で福知山成美(京都)、準決勝で就実を下した東北の顔合わせとなった。

 今年最初のタイトルを懸けた一戦は2面展開で行われ、まずは東北の2番・大浦愛珠/天間麗奈が最初の勝利。3番の大和美月/佐藤紗空の試合が始まったところで、1番の濱口芽花/藤井心愛が京都光華の山口夕奈/西村ひよをG④-2で下し、歓喜の瞬間を迎えた。

 今年の東北は昨年の選抜、インターハイ団体戦、国体に出場した選手が数多く残っており、中津川澄男総監督も「上位を狙っていきたい」と期待を寄せていた。メンバー8人全員が出場し、大会途中でペアリングも変えながら、それぞれが持ち味を発揮し、今年最初のタイトルを勝ち取っている。

優勝を決めた濱口/藤井の元にメンバーが駆け寄って喜びを爆発させた

東北・吉田美穂監督の胴上げ!

惜しくも準優勝となったが、インターハイ団体戦も含めて初めて全国大会の決勝に勝ち上がった京都光華

2019年以来5年ぶりの優勝に迫った3位の就実

昨年のベスト8を超え、インターハイ団体戦も含めて初の全国4強入りとなった3位の岡崎城西

取材・文◎石倉利英 写真◎矢野寿明