【大学王座】男子は日本体育大が2年ぶりの栄冠! 女子は國學院大がチーム力見せて2連覇達成!
大学王座◎6月7~9日/滋賀県長浜市長浜バイオドーム
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6月8日(土)、9日(日)に滋賀県長浜市・市⻑浜バイオ⼤学ドームにて『第44回全日本大学王座決定戦』が行われた。全国各地区ブロックを勝ち抜いた男女各18校が8日に予選リーグ、9日に準決勝リーグと順位決定戦を戦い、男子は日本体育大が2年ぶり9回目、女子は國學院大が2年連続2回目の優勝を果たした。
男子の日本体育大は、予選リーグで福山平成大と信州大に快勝。準決勝リーグでは関西学院大を五番勝負の末に退けると、中京大には⑤-0と圧勝した。
優勝決定戦の相手は、関東学生春季リーグ戦でも対戦し、③-2と競り勝っている法政大。1番の片岡暁紀/黒坂卓矢が1でナショナルメンバーの力を見せつけ、増田洋五豊/竹田凌もファイナルの激闘を制して続いた。3番のシングルスで根岸澪紋は法政大のエース・橋場柊一郎に完敗したものの、大村圭志郎/屋比久大夢が3で逃げきって勝負を決めた。
主将の増田は、「春リーグを終えてから次は王座に向けて頑張ってきたので、率直にうれしい気持ちでいっぱいです」と満足げな表情を浮かべ、片岡は「1番の自分が負けたらみんなが不安になる。絶対に負けられないという気持ちで試合に入って、ラケットもしっかり振れた」と胸を張った。
●最後まで緊迫した女子決勝戦
女子の前回覇者・國學院大は、予選リーグで四国大、準決勝リーグでは神戸松蔭女子学院大と、いずれも三番勝負にもつれる接戦をしぶとくものにしながら優勝決定戦に勝ち上がった。
最後の相手は、関東学生春季リーグ戦で完敗していた日本体育大。1番の庄司琴里/髙嶺心萌はファイナルで惜敗したが、2番のシングルスで、濱島怜奈が日本体育大・吉木理彩との全日本U-20対決をこちらもファイナルで制す。國學院大にとって、今大会3度目の三番勝負に控えたのが、昨年のインカレダブルスの覇者・久保田茜/原千晴だった。
「緊張したけれど、日体大には春のリーグでやられていたので、最後はやりきるしかないと思った。みんなの『できる!』という声が背中を押してくれました」と振り返ったのは原。
この一戦もファイナルにもつれ、しかも相手が2度のマッチポイントを握ったが、あきらめることなく追いつき、最後は豪快なスマッシュを叩き込んだ。主将の庄司は、「全員で獲った日本一です」とサポートに回った部員に感謝するとともに、「インカレでは去年のリベンジをして団体で優勝したいです」と力強く宣言した。