夏の日本一を懸けた戦いが、いよいよ始まる。2024年の北部九州総体(インターハイ)ソフトテニス競技は、明日7月26日に競技を開始。25日は女子の公開練習と開会式が行われ、参加選手が本番のコートで汗を流した。
「優勝できる準備はできている」
公開練習は熱戦の舞台となる長崎県長崎市のベネックス総合運動公園(長崎市総合運動公園)かきどまり庭球場で9時にスタート。厳しい暑さの中、各都道府県の団体戦出場校や個人戦出場ペアが割り当てに沿ってコートの感触を確かめた。
公開練習終了後、隣接する陸上競技場で開会式が行われた。雨のため室内に場所を移して実施され、昨年の団体戦で優勝した三重高(三重)や、同準優勝の広島翔洋(広島)などが優勝旗や優勝杯を返還。春の全日本高校選抜を制し、2021年以来3年ぶりのインハイ団体戦優勝&春夏2冠を狙う東北(宮城)のキャプテン・藤井心愛は「春に優勝したので、夏も優勝したいという雰囲気が練習から出ている。明日からのために技術面だけでなく、暑さに慣れる体力面や、メンタル面も全体的にトレーニングしてきたので、優勝できる準備はできています」と力強く語った。
26日から始まる個人戦には各都道府県の予選を勝ち抜いた320ペアが出場し、27日にかけて今年の最強ペアを決める戦いが繰り広げられる。28日には団体戦を実施。男子は29日に公開練習と開会式、30日と31日に個人戦、8月1日に団体戦が行われる。
取材・文・写真◎石倉利英