2024年の北部九州総体(インターハイ)ソフトテニス競技は、7月26日に競技が始まり、女子個人戦1日目が行われた。320ペアでスタートした戦いは3回戦までを消化し、64ペアが2日目に勝ち残っている。
2日目はベスト64から
長崎県長崎市のベネックス総合運動公園(長崎市総合運動公園)かきどまり庭球場は朝から気温が上がる一方、急に強い風が吹く時間帯があり、選手たちは難しい対応を迫られた。何度か雨が降り始めて心配されたものの、幸い本降りとはならず。それでも蒸し暑さは夕方まで続き、1日を通じて猛暑の中で熱戦が繰り広げられた。
団体戦で昨年に続く連覇を狙う三重高(三重)の第1シード、大𣘺玲雨/岡美志は、初戦の2回戦で長谷川莉実/田邉聖花(新潟西・新潟)を1、3回戦で脇坂瑠海/多鹿詩織(京都光華・京都)を2で下して2日目へ。全日本高校選抜に続く春夏2冠を目指す東北(宮城)の天間麗奈/大浦愛珠は、初戦の2回戦で渡邊瑠海/塩沢四季(豊川・愛知)を0で破ると、3回戦では関心那/亀田凛(とわの森三愛・北海道)を1で退けた。
6月のハイスクールジャパンカップ・ダブルスを制した塚本七海/前川愛生(広島翔洋・広島)は、初戦の2回戦で河西陽愛/中村美雨(笛吹・山梨)を0で下すと、続く3回戦はハイジャパ・シングルス優勝の大和美月と佐藤紗空のペア(東北)との注目の一戦。第1Gを0-3から逆転して奪うと、以降は圧倒して0勝利で勝ち上がった。
2日目の27日は4回戦から再開し、勝ち残っている64ペアが頂点を目指す。頂点に立つためには6試合に勝利する必要があり、連戦を勝ち抜くスタミナも優勝の行方を左右しそうだ。
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取材・文◎石倉利英 写真◎井出秀人、牛島寿人、石倉利英