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2024.08.04

【全小2024・団体戦】 男子は東京都、女子は奈良県が優勝! 個人戦王者を軸に団体戦を制す!

第41回全日本小学生選手権大会◎8月1~4日/岡山市総合公園テニスコート、岡山県総合グラウンド南テニスコート

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女子団体優勝の奈良県

 

 全日本小学生大会は、8月4日に大会最終日を迎え、団体戦の王者が決まった。3日の午前から始まった団体戦だが、当初予定していた8強まですべて終えることができず、4日は8強入りを目指す試合から行われた。酷暑ではあるが、仲間とともに貴重な機会を楽しむように、出場していない時は応援にも熱が入った。

 男子は東京と千葉が決勝戦に進出。東京は個人戦を制した井橋瑛大/笹原太陽を中心に組み立てて勝ち上がったが、決勝戦も0で勝利する。しかし、千葉も2番の池上陽太/村松 悠翔がG④-2と勝利してタイに戻す。3番は最後までもつれて、どちらに転んでもおかしくない展開だったが、東京は庄司真太朗とのペアに熱田光男監督が起用したのは、「朝からの練習での調子の良さを感じた」と言う畠中大地。その畠中は、終盤の拮抗した時間帯に思いきりの良さを見せたショットで試合を有利に運ぶと、G④-2として優勝を決めた。

 一方、女子は個人戦決勝戦を戦った2ペアの鈴木陽菜/岡島明日奈、土橋咲愛/松本結星がけん引する奈良が安定感ある戦いぶりで優勝した。戦い方に優れながら、中学生でも難しいような流れを渡してもすぐに引き戻す冷静な沈着な戦いぶりが一歩抜けた存在だった。

 普段は都道府県のライバルだが、チームを結成して、勝利を目指した夏。「ここまでの過程にも成長できる機会がたくさんありました」と岐阜県の水野和美監督。一人ひとりが次のステージで戦うまでに、それをどのように感じていけるか。また大きく成長した姿を来夏の楽しみにしたい。

男子団体優勝の東京都

男子団体準優勝の千葉県

女子団体準優勝の岡山県A

 

文◎福田達 写真◎三野良介