【インカレ2024】男子ダブルスは前回覇者の片岡暁紀/黒坂卓矢(日本体育大)らが明日の準決勝へ進出
全日本学生ソフトテニス大会◎9月11~15日/沖縄県・奥武山公園庭球場、漫湖公園市民庭球場(女子)、沖縄県総合運動公園(男子)
2024年度の全日本学生ソフトテニス大会(インカレ)が9月11日、男子は沖縄県沖縄市と宜野湾市で、女子は那覇市で開幕した。535ペアがエントリーした全日本学生選手権の男子ダブルスは、当初、11、12日の2日間の予定だったが、初日の悪天候のために全試合を消化できなかった。
2日目は3回戦の途中から準々決勝までが行われ、準々決勝で米川結翔/上田泰大 (明治大)に1で快勝した昨年の覇者・片岡暁紀/黒坂卓矢 (日本体育大)、四位光太/津島青空をG⑤-1で下した橋場柊一郎/菊山太陽 (法政大)、濵田祐/髙田翼 (中央大)を寄せつけなかった矢野颯人/端山羅行 (早稲田大)の3ペアが準決勝進出を決めた。また、武市大輝/中尾彦斗(中央大)対浅見竣一朗/安達宣 (早稲田大)の一戦は、浅見/安達がG4-1とリードしたところでコート使用時間の終了となり、明日13日に順延されることになった。
暑さだけでなく、沖縄に接近中の台風にも試合進行の面で悩まされた選手たちだったが、ひとたびコートに立てば、それぞれが持てる力を発揮しようと奮闘した。快進撃を続ける矢野/端山に8本決めの7回戦で敗れた大村圭志朗/屋比久大夢(日本体育大)や、矢野とは髙田商高でチームメイトだった濵田/髙田もそうした姿を披露している。
「沖縄で大会できるので1カ月前から緊張していました」と明かす沖縄出身の屋比久は、「頑張っている姿を沖縄のみんなに見せられたら」と地元で堂々の16強入り。気合を入れて坊主頭で臨んだ高田は「就職活動もあって練習があまりできず、気持ちが抜けてしまった時期もありましたが、このインカレは気持ちを作って迎えられました。去年のベスト16は超えられてよかったです」と悔しさの中に、やりきったという思いも得られたようだ。敗れた選手たちも、シングルスや学校対抗を控える者は気持ちを切り替え、明日や明後日の準備に向かっていく。
大会3日目の13日は、片岡/黒坂対浅見/安達と武市/中尾の勝者、橋場/菊山対矢野/端山の準決勝2試合の後、決勝戦と表彰式を経て、シングルスが行われる予定になっている。