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【佐賀国スポ】少年男子は4強決定! 高田商業の奈良、尽誠学園の香川も最終日の準決勝へ。

奈良県のシングルスは植田

「SAGA2024国スポ」のソフトテニス競技は9月23日、佐賀県唐津市の松浦河畔公園庭球場と県立唐津東高等学校・唐津東中学校テニスコートで3日目の競技を実施。この日から少年の部が始まり、24チームがエントリーした少年男子は準々決勝まで20試合が行われ、4強が出揃った。

 ベスト4に残ったのは、香川県、三重県、奈良県、宮崎県の4チーム。尽誠学園の単独チームで臨む第1シードの香川は、東京都との2回戦を3連勝で飾り、滋賀県との準々決勝も坂口生磨/小山寛晴、シングルスの米川雅翔がいずれもG④-1で快勝した。団体戦5連覇を目指したインターハイでは、決勝で高田商業(奈良)に敗れて準優勝。今回の国スポに賭ける思いは強かった。

 主将の小山は「インハイで負けてから『向かっていく』ことをテーマにやっていて、尽誠学園はこんなもんじゃないというのを見せてやろうと、みんなで話していました。今日は全体的に脚もよく動いて、向かっていくテニスができたと思います」と話し、特に意識しているチームはないと言いながら、「やっぱり奈良は倒したいです」と力を込めた。

 その奈良は高田商業の単独チームで、高知県との1回戦から登場したが、1番の小島大輝/結城琉衣がファイナルで敗れ、まさかの黒星発進。しかし、植田璃音と飯降脩/早川悠佑が危なげない試合運びで高知を退けると、鹿児島県には3戦いずれもG④-0で圧勝する。愛知県との準々決勝も小島/結城と植田の2本で決着をつけた。

 なお、敗れた愛知は、今大会で2人出場している中学生の1人、朝日丘中の塚本光琉がシングルスを担った。茨城県との1回戦、宮城県との2回戦を連勝し、準々決勝ではハイジャパ2冠の植田に逆転負けを喫したものの、先に2ゲームを奪う堂々たる戦いぶりだった。3戦を終えた塚本は「身体も小さいし、高校生とは筋肉やフィジカルの差を感じました。(植田戦は)最初の入りは良かったけれど、集中力がきれてしまったのと、体力面の差が出ました。でも、3試合やって勝てた試合もあったので悔いはないです」と語り、貴重な経験の場になったに違いない。

 三重は島根県と富山県をいずれも三番勝負で下し、宮崎は岡山県と千葉県を破って、それぞれ準々決勝を突破した。

 大会最終日の24日は準決勝と決勝が行われる予定で、香川対三重、奈良対宮崎の準決勝は朝9時にプレーボールとなる。

香川のシングルスは米川

宮崎のシングルスはインターハイ個人王者の川﨑

三重のシングルスは2年生の南

愛知のシングルスは中学生の塚本。才能の一端を見せた

地元佐賀県男子の応援に多くの人たちが駆けつけた

取材・文◎小野哲史 写真◎上野弘明
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