【STリーグⅡ】アキム&ダンロップが1位通過で昇格目指す。男子は東ソー南陽、十八親和銀行、女子は東洋観光、きのくに信用金庫もSTリーグプレーオフへ
STリーグⅡ◎10月26、27日/京都府・三段池科研電機テニスコート
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- 近藤昴
- ダンロップ
- 内海大輔
- 松田蒼生
- 佐藤大和
- 十八親和銀行
- 吉岡真司
- 福田成海
- 小川木乃花
- 兼森富久斗
- 大槻三喜監督
- STリーグⅡ
- 松本英士
- 西本一雅
- 三段池科研電機テニスコート
- 山下祥吾
- 東洋観光
- 東ソー南陽
- 岩﨑彩
- 片岡望
- 大関修一選手兼監督
- 中嶋珠菜実
- 堀大晟
- 国松貴洋
- 髙濵美厘
- 清水麻美
- 中山隼
- 石本久美子
- きのくに信用金庫
- 榊原健太
- アキム
- 島田理沙
- 古藤向日葵
昨年、日本リーグからSTリーグに名称変更され、その入替戦を目指すのが「STリーグⅡ」。10月27日(日)に順位決定戦が行われ、1位から3位までの男女各3チームにⅠ・Ⅱ部入替戦にあたるSTリーグプレーオフへの出場権が与えられた。
7月の全日本実業団選手権でENEOS(岡山)がベスト8、2023年の同大会でアキムが準優勝、マツダAが3位入賞した結果が示すように、年々STリーグIとⅡの実力が詰まる中、アキム(埼玉)が8年ぶり優勝でSTリーグプレーオフ行きの切符を手に入れた。
アキムにもっとも緊迫が走ったのは、CROSSTY HOLDINGS(北海道)との準々決勝だったという。大関修一選手兼監督が、ダブルフォワードを駆使する新鋭に対し、「警戒していた」というように、エースの国松貴洋/佐藤大和が中山隼/榊原健太にファイナルゲームの苦戦を強いられる。さらにシングルスの絶対的得点源・近藤昴も内海大輔も7ゲームまで粘られた。
だが、この苦境を抜けると十八親和銀行にストレート勝ちし、STリーグプレーオフ行きを決める。さらに1・2位決定戦では「地元の高校を卒業して入ってくる選手が頑張っているチーム」(岩本将志選手兼監督)という東ソー南陽(山口)に2-1で勝利。近藤は、松田蒼生にG3-④の惜敗だったが、堀大晟/佐藤大和は吉岡真司/兼森富久斗にG④―2、西本一雅/福田成海は松本英士/山下祥吾にG④―0で勝ち、1位通過を決めた。
勝利の瞬間、ベンチから立ち上がって喜んだ大関監督は、「(STリーグプレーオフは)インドアになるので、しっかりと準備をして昇格を狙っていきたい」と気を高めていた。
⦿昇格戦勝利を誓うダンロップ
女子は、前回のSTリーグで12年ぶりに降格したダンロップが、圧勝で1位通過を決めた。
大会1日目、清水麻美主将は、「初日、とくに初戦は緊張した」と話したが、ベスト、ヨネックス新潟に無事に勝って予選リーグを1位で抜けると、2日目は、2試合とも第3試合に回さず、優勝を決めた。
きのくに信用金庫を迎えた順位決定戦1回戦では、小川木乃花/清水麻美が岩﨑彩/中嶋珠菜実にストレート勝ちすると、シングルスの髙濵美厘は石本久美子にG④―2で勝利。東洋観光との1・2位決定戦はこの2組が、片岡望/島田理沙、古藤向日葵に1ゲームも落とさない圧巻の強さを見せ、今夏、全日本実業団3位の実力を示した。
1位通過を決めると、お揃いのレモンイエローのTシャツを着た60人を超える応援団に深々と頭を下げたダンロップのメンバー。大槻三喜監督は、「前回のSTリーグでは5人で戦う厳しさを痛感しました。しかし、今年は新人が3人入って強くなっています。次で絶対にSTリーグに戻ります」と断固とした口調で思いを明かしていた。
STリーグプレーオフは、STリーグⅠが閉幕した1週間後の12月21、22日に広島・福山市を舞台に行われる。
★RESULTS
●男子
優勝 アキム
2位 東ソー南陽
3位 十八親和銀行
4位 ベスト
5位 川口市役所
6位 日本信号
7位 ENEOS
8位 CROSSTY HOLDINGS
●女子
優勝 ダンロップ
2位 東洋観光
3位 きのくに信用金庫
4位 ベスト
5位 トヨタ自動車
6位 ルーセント
7位 川口市役所
8位 青梅信用金庫
*3位までが23年ソフトテニスSTリーグプレーオフに出場
*4位から8位までが、令和7年度ソフトテニスSTリーグⅡ本部推薦チームに決定