【東京インドア2025】次世代を担う選手たちにミニインタビュー。③橋場柊一郎(法政大2年)
ルーセントカップ 第65回東京インドア◎1月19日/東京体育館
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今年も、日本を代表する男女8ペア(16名)が集結し、第65回ルーセントカップ 全日本大会(東京インドア)が開催され、熱戦が繰り広げられた。その中でも、将来日本ソフトテニス界を牽引するであろう、若手選手に着目し、今大会で感じたこと、さらには全国の中学生へ向けてメッセージをもらった。
③橋場柊一郎(法政大2年)選手の場合
――大会を振り返ってください。
橋場 初めて出場したのですが、観客がたくさんいて、いつもとは随分違う雰囲気で、緊張感のある大会でしたが、慣れてきたら自分のリズムにのれて、ある程度の力は出せたと思います。特に2戦目の浅見/安達に敗けてしまった試合はスタートから悪かったので、課題の残る試合になりました。
――印象に残った試合はありますか。
橋場 内本/内田戦は、気持ちを切り替えて、割りきって思い切り臨みました。その結果天皇杯でも負けて、これまで1度も勝てたことのない相手でしたが、ギリギリ勝つことができました。この試合では、テンポを上げて良いテニスができたと思います。
――中学生へのメッセージを。
橋場 僕の中学生時代はあまり強くなくて、それでもあきらめずに頑張ってきました。その勝てない頃の小さな積み重ねが、今の自分を支えているということを実感しています。なので、今、自分がやらなければならないことに取り組んでいけば、勝てなくても確実に実力はついてくるし、目標を高く掲げて頑張り続けることで成長できるので、その道を信じていく方が、最終的には良い人生につながると思います。また、技術的には、細かい足のステップ(フットワーク)が重要です。僕は足もあまり速い方ではないですが、試合では、自分より足の速い人より速く動ける自信があります。
――今後の抱負を。
橋場 2026年のアジア競技大会を目指すのが当面の目標です。それから、早く天皇杯を獲りたいです。
※自身の中学時代を振り返り、「小さなことの積み重ねの結果今の自分がある」と言う言葉には、今まで勝てなくても、できなくても、コツコツあきらめずに実践してきたが故の自信と説得力がある。特に、フットワークに対するこだわりは、学生シングラーとしても定評のある彼の実力を支える大きな武器になっていると感じた。