3月の全日本高校選抜の前哨戦と位置づけられる『第38回高松アゼリアカップ高校選抜ソフトテニス国際大会』が、2月8日と9日に香川県高松市の高松市総合体育館で行われる。今年も各地区の選抜出場校など男女各18チームが集まり、今年初のタイトルへ勢いをつけるべく、頂点を目指す。
瀬戸大橋の開通を記念してスタート
高松アゼリアカップの歴史は古く、1987年(昭和63年)までさかのぼる。同年に本州と四国を結ぶ瀬戸大橋が開通したのを記念して、当時の朝日新聞四国総局長・内海紀雄氏、同局次長・河原宏氏、高松市のクラブチーム、若水クラブの大田孝治会長、多田八郎副会長が、ソフトテニスの発展のために全国大会を企画。1988年に『朝日カップ高校選抜ソフトテニス大会』として第1回大会が行われた。
第4回大会までは東海地区より西の高校のみが参加していたが、第5回以降は全国から参加するようになり、第10回大会からは韓国や台湾のチームも参加する国際大会となった(今年は台湾から男子は台南市立南寧高中、女子は國立後壁高中が参加)。昭和から平成、令和へとつながる40年近い歴史と伝統を誇り、近年は男女とも選抜に出場するチームが多く出場してインドアで争われるため、同じインドア開催の選抜の前哨戦と位置づけられている。
7日は会場の高松市総合体育館が前日練習で開放され、各チームが全3面のコートの感触を確かめながら最終調整を行った。女子で選抜連覇を狙う東北(宮城)の天間麗奈は、「相手を動かしたりして、自分のやりたいプレーをたくさんできるようにしたい」ときっぱり。昨年の選抜で初めて決勝に進んで準優勝、今年は近畿1位で出場する女子の京都光華(京都)のキャプテン・早藤樹里は「光華らしく笑顔で、最後まであきらめず、全員でやってきたことをしっかり出せるようにしたい」と意気込んだ。
大会初日の8日は第1試合が8時30分プレーボール。各チームが1~2試合を消化してベスト8まで消化し、9日に男女の優勝チームが決定する。
8日からの競技開始に向け、会場の高松市総合体育館で前日練習が行われた
今年で38回目、長い歴史と伝統を誇る高松アゼリアカップ
昨年の選抜準優勝の雪辱を期す女子の京都光華
昨年の選抜で初のベスト4進出を果たし、今年も上位進出をうかがう岡崎城西
2回目の選抜出場を決めている男子の出雲北陵(島根)
2年連続3位の選抜で優勝を狙う女子の就実(岡山)のキャプテン・近坂優衣
男子組み合わせ
女子組み合わせ