TOPICS
プレー&コラム
2025.02.08

【東京インドア2025】次世代を担う選手たちにミニインタビュー。⑥天間麗奈(東北高2年)

ルーセントカップ 第65回東京インドア◎1月19日/東京体育館

関連キーワード:
東京インドアは準優勝も、全日本インドアは優勝した

 今年も、日本を代表する男女8ペア(16名)が集結し、第65回ルーセントカップ 全日本大会(東京インドア)が開催され、熱戦が繰り広げられた。その中でも、将来日本ソフトテニス界を牽引するであろう、若手選手に着目し、今大会で感じたこと、さらには全国の中学生へ向けてメッセージをもらった。

①天間麗奈(東北高2年)選手の場合
――大会を振り返ってください。
天間 皇后杯でも同じだったのですが、こうした大きな大会では、良いプレーをすると、1ポイント、1ポイントで盛り上がるので、試合をしていて本当に楽しいです。緊張もちょっとはしていますが、でもよい緊張ですね。
――印象に残った試合はありますか。
天間 当然相手によって違う印象があり、皆さん上手いので、この人は…みたいなのは決められないのですが、前田/中谷ペアとの試合が、凄いラリーになったり、展開も結構変わって、結果的に接戦にもなったし、楽しかったです。
――中学生へのメッセージを。
天間 後衛だから、後衛の練習ということではなく、前衛のプレーとか、自分から前に詰めるプレーを練習したり、インドアでは、フットワークの練習とか、配球時のコースだけじゃなく、『球の軌道』を意識した練習をしていれば、勝てるテニスができるようになると思います。
――今後の抱負を。
天間 今年は、全日本でも結果を残したいし、高体連(インターハイ等)の大会でもたくさん結果を残したいです。

※いまや彼女のプレーには、世界が注目していると言っても過言ではない。しかし、こうして話を聞いていても、すべての対戦が緻密に分析されているのが分かった。以前から無駄のないフットワークには定評があるが、今回中学生へのアドバイスとして、『打球の軌道』を意識した練習が大事と語ってくれた。彼女の変幻自在なあのコントロール力の秘密は、そこまで意識した結果として実現できているプレーであることを裏付けている。

取材・文◎N石コーチ 写真◎菅原淳