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2025.02.20

【東京インドア2025】次世代を担う選手たちにミニインタビュー。⑧前田莉緒(明治大1年)

ルーセントカップ 第65回東京インドア◎1月19日/東京体育館

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飛躍が期待される前田梨緒

 今年も、日本を代表する男女8ペア(16名)が集結し、第65回ルーセントカップ 全日本大会(東京インドア)が開催され、熱戦が繰り広げられた。その中でも、将来日本ソフトテニス界を牽引するであろう、若手選手に着目し、今大会で感じたこと、さらには全国の中学生へ向けてメッセージをもらった。

⑧前田莉緒(明治大1年)選手の場合
――大会を振り返ってください。
前田 今回2回目の出場でしたが、立ち上がりは良くなかったけど、去年よりは自分のテニスがしっかりできたと思います。
――印象に残った試合はありますか。
前田 天間/宮前ペア戦です。宮前さんとは同級生ということもあるし、今回はじめて対戦するペアでもあったので、対戦してみて、配球や展開など、いろいろと参考になりました。途中、何度かあったチャンスを取りきれなかった場面があったので、結果的にはそこで勝敗が分れたと思う。
――中学生へのメッセージを。
前田 中学生だと、自分は後衛だから、前衛だから、雁行だ、ダブル後衛だと、それぞれ型にはまった練習を多くしがちだと思いますが、「打球技術面」では、あまり決めつけずに、幅広く何にでもチャレンジした方が、ゆくゆくは伸びる選手になると思います。あとは、夢や目標をあきらめずに頑張ってほしいです。
――今後の抱負を。
前田 2026年のアジア競技大会(国別を含め)で金メダルを獲りたいです。

※昨年度は、コートを離れると、普通女子高校生という感じでも、プレー面では、大事な一本は必ずもぎ獲るという力強い「勝負師」の面を見せ、観客を驚かせた彼女も、今年は全日本女子を支える頼もしい存在となって登場し、会場を湧かせてくれた。中谷さくらとのコンビネーションにも一層磨きが掛かり、中学生にとっては、雁行陣のお手本と言って良い。すでに彼女の眼中には、来年のアジア競技大会の金メダルが射程に入っている。

取材・文◎N石コーチ 写真◎菅原淳