TOPICS
インフォ
2025.03.09

【平和カップ】男子はワタキューセイモアAが初制覇! 日本体育大Aが2位、同Bが3位に

第5回平和カップひろしま国際大会◎3月8、9日/広島市・広島翔洋テニスコートほか

関連キーワード:
ワタキューセイモアの阪本/池口。パワーとスピードのあるテニスでしぶとく勝利を手にした

 男子は韓国、台湾、モンゴルの海外勢も加わり、全135チームがエントリー。今年1月から韓国の水原市庁でプレーする船水颯人も参戦。韓国の国家代表経験も豊富なキム・ジヌンとのペアで登場するなど、話題も多かった。決勝ではワタキューセイモアAと日体大Aが激突。社会人の意地を見せたワタキューセイモアAが初優勝を飾った。

 優勝候補の最右翼、実業団のリーディングチームであり、ディフェンディング・チャンピオンのNTT西日本Aが日本体育大Aとの準々決勝、三番勝負に出た(内本隆文/)林佑太郎がケガ(アキレス腱断裂)をし、棄権となる。男子はトーナメントの終盤にきて、優勝争いが激化した。

 日体大Aは続く準決勝で、ライバルである法政大Aと対決し、相手に要所を譲らず、②―0。決勝進出を決めた。

 逆側のヤマからは、準々決勝で船水颯人/キム・ジヌンらを擁する韓国・水原市庁を②―0で倒したワタキューセイモアAと、同じく4強決めでNTT西日本のベテラン勢を擁するNTT西日本広島を破った日本体育大Bが準決勝へ。

 2面展開で行われた準決勝。日体大Bは2試合ともに、先に3ゲームを奪い、王手をかけていた。しかし、ワタキューセイモアAの阪本崚/池口季将がG0-3から、北野亮介/星野雄慈がG1-3から巻き返し、ファイナル勝ちで決勝進出を決めた。

 準決勝で社会人の意地を見せたワタキューセイモアAが、決勝でも日体大Aを②―0。第1試合で阪本/池口が日体大Aの片岡暁紀/黒坂卓矢にG2-0からG2オールにされたものの、主導権は渡さず、G④―2、第2試合では北野/星野が日体大Aの根岸澪紋/屋比久大夢をG3-0から2ゲーム挽回されたものの、第6ゲームは④―0で締めて、勝利。

「目標はベスト4でしたが、今回、各ペアが負けなしで初優勝を飾ることができました」とワタキューセイモアAの阪本キャプテン。粒ぞろいのペアが揃うだけに、団体でのタイトルもほしいところ。新シーズンに向け、幸先のいいスタートをきった。

初優勝を飾ったワタキューセイモアA

片岡/黒坂を柱に決勝進出を果たした日体大A

競り合いをものにして4強入りした日体大B

24年度インカレ大学対抗2位の法政大Aは3位に

取材・文◎八木陽子 写真◎西田泰輔