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2025.03.30

【全日本高校選抜・男子2日目】8強決定! 4連覇を目指す尽誠学園や地元・和歌山北らが準々決勝に進出

第50回全日本高校選抜大会◎3月28~30日/和歌山ビッグホエール・ビッグウェーブ

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昨年史上初の選抜3連覇を成し遂げた尽誠学園は4連覇を目指す

 春の高校日本一を決める全国高校選抜大会が3月28日、和歌山県の和歌山ビッグホエール・ビッグウェーブで開幕。大会2日目の29日は2回戦の残りと3回戦が行われ、男女それぞれ8強が出そろった。

 男子は、この日初戦を迎えたシード4校のうち、昨夏のインターハイ王者・高田商業、同3位の木更津総合、今大会で4連覇を目指す尽誠学園の3校が、それぞれ危なげなく2連勝して準々決勝に進出。しかし、4年前の優勝校・東北は3回戦で霞ヶ浦との三番勝負で屈し、最終日を前に姿を消した。

 他には 地元の和歌山北が優勝経験もある岡山理大附を3回戦で撃破。1番の山下來空/下田隼輝がG1-3から大逆転勝ちを収めると、ダブルエースの野田弦輝/秋田駿登も2番で接戦をものにした。「絶対にベスト8に残って尽誠学園とやりたいと思っていました」と和歌山北の渡海聡監督。「やり慣れたコートで戦えるという地の利を生かせましたし、練習してきたことをしっかり出せた。選手たちがよくやってくれました」と奮闘した選手たちを称えた。

また、1月の四国新人で尽誠学園らを下して優勝し、2月のアゼリアカップでも初の栄冠に輝いた明徳義塾は3回戦で三重に完敗。明徳義塾の宮地正義監督は「アゼリアでは勝てましたが、自分たちはまだまだ。選抜で結果を残すことを目標にやってきましたが、プレッシャーのかかる中でしっかりプレーするだけの精神的な強さが足りませんでした」と悔しさをにじませつつ、新年度の巻き返しを誓った。 

 大会最終日は9時20分試合開始となる。春の高校日本一を勝ち取り、2025年をリードするのはどの高校か。

★最終日の対戦カード
高田商業(奈良)―三重(三重)
岡崎城西 (愛知)―霞ヶ浦(茨城)
木更津総合 (千葉)―上宮 (大阪)
和歌山北 (和歌山)―尽誠学園 (香川)

近畿新人大会を制している和歌山北

昨年インターハイを制した高田商業

明徳義塾を破り8強入りした三重

取材・文◎小野哲史 写真◎三野良介