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2025.03.31

【全日本高校選抜・女子最終日】和歌山信愛が2年ぶり5回目の優勝! 地元の大声援を味方に広島翔洋との大接戦を制す

第50回全日本高校選抜大会◎3月28~30日/和歌山ビッグホエール・ビッグウェーブ

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 各地の予選を勝ち抜いた36チームが春の日本一を目指す全日本高校選抜。50回目の区切りを迎えた今年は、和歌山県和歌山市の和歌山ビッグホエール(メインホール)と和歌山ビッグウエーブ(サブホール)を会場に3月28日から開催されている。大会3日目の30日は準々決勝から行われ、女子は和歌山信愛(和歌山)が2年ぶり5回目の優勝を飾った。

 最終日は準々決勝から始まり、女子は連覇を狙った東北(宮城)が昇陽(大阪)に敗れて敗退。準決勝のカードは昇陽対広島翔洋(広島)、和歌山信愛(和歌山)対京都光華(京都)となり、広島翔洋と和歌山信愛がそれぞれ三番勝負を制して決勝に駒を進めた。

 決勝は2面展開で行われ、1番は和歌山信愛の天野莉子/佐々木真凜が0勝利。しかし広島翔洋も大将ペアの2番・塚本七海/前川愛生がG④-1で勝利し、勝負の行方は三番勝負へ。

 タイトルを懸けた今大会最後の戦いは、広島翔洋の伊藤美咲華/村上鈴がG3-1とリードを奪う。しかし、地元の大声援を味方につけた和歌山信愛の佐藤愛/千葉美空がここから巻き返し、ファイナルの末に逆転勝利を飾って、和歌山信愛の2年ぶり5回目の優勝が決まった。

 和歌山信愛は近畿インドアでは出場4枠に入れなかったものの、今年の選抜が例年の愛知県ではなく、和歌山県での開催だったことで開催地代表として今大会への切符をつかんだ。チームを率いる中山陽司監督は「自分たちは一番下のチーム」と話しつつ、「予選からつらい思いをしてきた子たちが最後まであきらめず、いつも以上の力を振り絞ってくれました」と、接戦に次ぐ接戦を制した選手たちを称えた。

準優勝の広島翔洋

3位の京都光華

3位の昇陽

取材・文◎多賀祐輔 写真◎三野良介