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2025.03.31

【全国小学生】小学生による学年別・春の祭典。6年生シングルスは昨年夏の覇者、笹原太陽&鈴木陽菜が優勝!

第24回全国小学生大会◎3月30、31日/千葉県白子町・サニーコート他

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6年生男子シングルスを優勝した笹原太陽

 新年度を翌日に控えた3月31日、冷たい雨がぱらつくなか、男女6年シングルス、5年ダブルス、4年以下ダブルスの決勝トーナメントが行われ、チャンピオンが誕生した。

 男女6年シングルスは、夏の王者が春も制した。男子の頂点へ駆けあがったのは、笹原太陽(東京・FSTA)。決勝トーナメント1回戦、山田怜紀(静岡・阿多古クラブ)に足をすくわれそうになったが、徐々に冷たい風の吹く会場に慣れ、3回戦以降の3試合はゲーム数を1以下に抑える圧勝だった。

 笹原は、「フォローやノーバウンドのプレーの練習をした成果を出せました」と穏やかに喜びを語っている。シングルスについては、「自分の考えをそのままプレーに出せるから楽しい」と話していた。

 一方、全国的に無名ながら決勝進出を果たした渋田将平(佐賀・桜ジュニア)は、G1-④で敗れ「笹原くんとの差は大きかった」と少し悔しがったが、「ここまでこられてうれしい」と喜びが大きい様子だった。

 また女子は夏の覇者・鈴木陽菜(奈良・ニューウインズクラブ)が栄冠を勝ち取っている。おっとりした口調からは想像できない力強いシュートボールを持つ鈴木は、準決勝で優勝候補のひとり、中田蘭來(大阪・堺市テニススポーツ少年団)にテンポよく速いボールを浴びせて、G④―2で勝利。

 決勝戦は、激戦区を勝ち抜いてきた筒木瑛(滋賀・蒲生スポーツ少年団)をG0-2、G2-3と追いかける展開になったが、粘り強く戦いファイナルゲームに持ち込み、最後は⑦―4で勝負を締めくくった。

 鈴木は、「シングルスで優勝はしたかったけど、自信は夏より全然なかったので、いい経験ができました」と前向きなコメント。4月からは今回、戦った中田や筒木とチームメイトになる予定で、「全中などで団体優勝したい」と目標を語っていた。

6年生女子シングルス優勝の鈴木陽菜

■男子6年生シングルス
優勝:笹原太陽(東京・FSTA)
準優勝:渋田将平(佐賀・桜ジュニア)
3位:藤井涼太(埼玉・わかくさ)
3位:青山航大(東京・千歳ジュニア)

■女子6年生シングルス
優勝:鈴木陽菜(奈良・ニューウインズクラブ)
準優勝:筒木瑛(滋賀・蒲生スポーツ少年団)
3位:中田蘭來(大阪・堺市テニススポーツ少年団)
3位:濵畑翠(鹿児島・川内スポーツクラブ01)

■男子5年生ダブルス
優勝:藤井 逞尚/辻内 碧斗(兵庫・明石ジュニア)
準優勝:齋藤 聖亜/設樂 旭希(栃木・芳賀ソフトテニスクラブジュニア)
3位:内海 翼/細見 樹里(兵庫・龍野ジュニア)
3位:宮下 裕成/福島 諄(兵庫・姫路ジュニア)

男子5年生ダブルス優勝の藤井/辻内

■女子5年生ダブルス
優勝:中川心愛/阿賀 優奈(兵庫・伊丹ジュニア/相生ジュニア)
準優勝:堤 由衣/山﨑 美優(佐賀・桜ジュニア)
3位:松上 ともか/工藤 那南(和歌山・田辺STC)
3位:本庄 明莉/大杉 紗矢花(京都・八幡ソフトテニススポーツ少年団・クレイソフトテニススポーツ少年団)

女子5年生ダブルス優勝の中川/阿賀

■男子4年生ダブルス
優勝:上野 昊/濱田 蓮(三重・成川ソフトテニススポーツ少年団/KSTC)
準優勝:村上 瑛太/安藤 魁人(北海道・比布町少年団)
3位:福本 悠佑/福嶋 旭(愛知・東郷アイリスジュニア)
3位:小玉 純生/畠山 和真(秋田・八郎潟町スポ少/白神JSTC団)

男子4年生以下ダブルスの上野/濱田

■女子4年生ダブルス
優勝:森島 紗良/高林 さつき(埼玉・杉戸ジュニアテニススポーツ少年団/皆野ジュニア)
準優勝:小野寺 結/笹原 唯愛(東京・向原JST/FSTA)
3位:山本 葵/的場 なな(東京・向原JST/世田谷ジュニア)
3位:日下部 愛里/吉井 莉生(兵庫・和田山ジュニア)

女子4年生以下ダブルス優勝の森島/高林

取材・文◎鈴木快美 写真◎菅井真凜