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2019.07.31

【インハイ】全九州大会王者・吉川小百合/高嶺心萌(八重山)「リードされても折れないのは見習う点」

女子個人戦(1~3回戦):インターハイ2019◎7/25-8/1宮崎県・生目の杜運動公園テニスコート

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「来年も藤原/奥田と対戦できるように頑張ります」と吉川(左)

 7月25日(水)から8月1日(木)にかけて、ソフトテニスのインターハイが宮崎県宮﨑市の生目の杜運動公園テニスコートで開催されている。30日から女子322組がエントリーした個人戦が始まり、31日は決勝まで行われる。

全九州大会個人戦初制覇のペア

 八重山の吉川小百合/高嶺心萌は7月6、7日に行われた全九州高校大会の個人戦で優勝。沖縄県勢として初制覇だった。今大会は2回戦から登場して、川上琴巳/岡安明日香(健大高崎)に1で勝利すると、翌日に順延となった3回戦は安藤遥/片桐結衣(豊田大谷)に勝利。吉川と同じ2年生で全中個人王者の奥田妃奈/藤原麻央(就実)と対戦することになった。

 ドローが決まった段階で意識した相手。序盤はG2-0とリードして迎えた第3Gも先にチャンスをつかんだが、自分たちのミスでポイントを失った。最後はG2-④で敗れたが、可能性を秘めるペア。小学校低学年から組んでいる2年生の吉川、1年生の高嶺に聞いた。

向かっていく大切さ(吉川)

――藤原/奥田に2Gリードしましたが、そこから逆転負け。

吉川 (ドローを見た時)あたると思いました。自分たちはチャレンジャーなので、バンバン攻めて、いけるところまで攻めよう。3G目を取っていれば勝っていたかもしれないというのはあります。

高嶺 チャンスボールが何度も来たのですが、自分がミスをした。あれを決めていたらと思います。

――九州大会で優勝して、この大会に臨んでいます。

吉川 自信にはなりました。相手も中国地区の個人戦を優勝しているのですが、全然違うなと思いました。

――具体的にはどういうところですか。

吉川 自分たちが2G取って、相手からすれば0-2なのに、全く下も向かない。心が折れないのがすごいなと。自分たちは相手に奪われ始めると沈んできましたから。そこは見習いたいです。

高嶺 触ったボールはちゃんと1本で決めないといけないと思いました。相手はダブル後衛でフォーメーションがしっかりしていますが、自分たちは決めないとフォーメーションが崩れていく。だから、1本で決めることです。

――まだ来年もあります

吉川 今年は2年と1年のペアで、チャレンジャーとして向かっていけましたが、来年3年生になっても、気持ちでも向かっていきたい。攻めるテニスに取り組んでいますが、大切なことだと思いました。今年の経験を生かすためにも。

高嶺 常に攻める気持ちで、戦っていきたい。

――目標とするペアはいますか。

吉川 長谷川/立花(山陽女子)です。全中優勝した時も見ていましたが、きれいなストロークで、一番だと思いました。

高嶺 ハイジャパでボコられました。前衛も後衛も素晴らしい。ああいうペアになりたいです。

 

ストロークに迫力がある吉川

角度、緩急をつける高嶺

八重山の高嶺亨史監督は前衛・高嶺の父

取材◎福田達 写真◎川口洋邦