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2021.03.29

【高校選抜・2日目】シード相手に健闘、姫路商業。夏のリベンジを誓う

第46回全日本高校選抜大会◎3/28-30 愛知県名古屋市・日本ガイシスポーツプラザ

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大将としてチームを牽引した八木(左)/柴原

 全日本高校選抜大会2日目、女子2回戦では近畿3位の姫路商業(兵庫)が中国1位の就実(岡山)に挑戦。1-②で惜敗したものの、大将の八木渚/柴原佳依が1番をG④-0で制し、3番の前田美羽/石原愛菜もG2-0とリードするなど健闘を見せた。前田健輔監督に、今大会を振り返ってもらった。
(大会のまとめはこちら

日頃からカウントを考えながら練習できたら

――あと一歩という惜しいゲームでした。

「子どもたちはよく頑張ったと思います。ただ、チャンスがあっただけに、そのチャンスをつかみきれなかったというか、大事なところでこちらが先にミスをしてしまった。そこで勝負できなかったのが、敗因ですね」

――3番のG2-0で迎えた第3ゲーム、2-1と先行しながら取りきれなかったのが痛かった。

「そうですね。あそこを取っていたらだいぶ違っていたと思います。それを取りきれなかったのは、技術もそうですけどやっぱり経験もあるかな、と感じます」

――それでも、就実に対しここまでのゲームができた。

「泥臭くできたのは、よく頑張ったと思いますね。ウチは向かっていくだけだったので。昨日、(1回戦の焼津戦を)苦しみながらも抜けきれて、なんとか今日も、と思っていましたけど、シード校は甘くなかったですね。展開としては、大将の八木/柴原が1番で勝って、3番が前田/石原キャプテンのペアという、ウチとしては狙い通りの展開でした」

――実際にやってみて、全国トップクラスとの距離感が分かったのでは?

「そこはつかめました。夏にもう一回、兵庫県をきっちり勝ち抜いて、全国でリベンジできたらと思います」

――この大会を振り返っての感想を聞かせてください。

「コロナ禍で調整が非常に難しかったのは事実です。ただ、直前に多治見西さんや白鷗大足利さん、修大協創さん、岩国商業さん、京都光華さん、昇陽さんなどいろんなチームに相手をしてもらって、やっと上がってきたかな、という状態でこの大会に入れた。そこはよかったなと思います」

――監督から見て、今年はどんなチームだと感じていらっしゃいますか。

「個性豊かで、すごく前向きな選手ばかり。いいチームです。(ここから先に)いける可能性はあったと思います」

――この先に進むために必要なものは。

「日頃からしっかりカウントを考えながら練習ができたら、もっと変わるかなと。後衛が主体のチームなので、押したり引いたりの駆け引きできるようになると思います」

「全国の雰囲気や、1本1本の重みをすごく感じました。選抜という舞台は最後ですが、夏の総体でリベンジしたい」と石原キャプテン(前列右から2人目)

2019年実施(2018年度)全日本高校選抜大会
男子結果>>優勝:高田商業(奈良)(2年ぶり12回目)
女子結果>>優勝:就実(岡山)(13年ぶり4回目)

2020年(2019年度)全日本高校選抜・中止→関連記事

取材・文◎直江光信 写真◎BBM