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2021.12.12

【Japan Company TOP8】男子はNTT西日本が全勝優勝!! 

Japan Company TOP8◎12/10~12 愛知県・スカイホール豊田

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優勝したNTT西日本。喜びの表情を見せる

 愛知県・スカイホール豊田を舞台に開催された「Japan Company TOP8」。中止となった日本リーグの代替といえる大会が、12月11日(日)に最終日を迎えた。男子は日本リーグに参戦予定だった6チームに2020年入替戦3位の東邦ガス、同4位の日本信号を加えた8チームに。女子は2021日本リーグと同じ8チームがそろい、3日間の短期決戦を行った。(2日目までのリポートはこちら
 男女とも優勝は、最終日を唯一、全勝で迎えた男子のNTT西日本と女子のワタキューセイモアが勝ち取った。昨年の日本リーグで、NTT西日本は11年連続25回目、ワタキューセイモアは2年ぶり7回目の優勝(前身のサンライフを含む)を飾っている。

「去年より今年1年のほうがつらかった」

 NTT西日本が優勝を決めたのは、最終日、ワタキューセイモアと対戦した1試合目。ここまでの4試合で1番を務めたルーキーペア・本倉健太郎/内田理久は、ワタキュー戦でも1番でG④―0と先制する。すると、今年もシングルスの重責を担った4年目の広岡宙が昨年の日本リーグに引き続き、優勝を決めた。

今年もシングルスで躍動した広岡

 堀晃大監督は、「去年より今年1年のほうがつらかった。なぜだか理由が分からないのですが、調子が上がらなかった」と振り返る。
 だが、大会2週間前、交流した尽誠学園高の選手から「NTTの選手と会えるなんて本当にうれしい」「僕もナショナルに入りたいです」などと書かれた手紙をもらい、「僕らは夢を与える存在。今回の試合をライブ配信などで見てくれる人がいる。はつらつとしたプレーを見せなければ」と気持ちを引き締め、大会に臨んだことが好結果につながったことを明かした。

東邦ガスが復調アピール

 また2位には、最終戦で福井県庁との対決に勝った東邦ガスが座った。昨年の日本リーグ入替戦で実業団リーグに陥落した失意のチームは、今年は7月の全日本実業団で3位、今大会2位と復調をアピール。今年に入って敢行したチーム立て直し策を功奏させた。
 なお、全日本実業団で優勝したヨネックスは、3勝4敗で4位にとどまった。だが、NTT西日本との最終戦は、1、2番でファイナルに持ち込み、チャンピオンチームを熱くさせた。試合後、髙川経生監督は、目を潤ませながら「優勝の可能性はありませんでしたが、やはりNTT戦は意識する。勝ちたかった」と振り返った。

■男子順位
優勝
:NTT西日本
2位:東邦ガス
3位:福井県庁
4位:ヨネックス
5位:ワタキューセイモア
6位:太平洋工業
7位:日本信号
8位:東京ガス

↓記録詳細、スコアはこちら↓
Japan Company Top8 特設サイト

取材・文◉鈴木快美 写真◉太田裕史