【STリーグ最終日】男子はNTT西日本がSTリーグ2連覇! 大混戦の女子はナガセケンコーが抜けだし、初の頂点へ
第2回STリーグ◎12月13~15日/愛知県豊田市・スカイホール豊田
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わずか3日間で行われる国内トップの男女8チームによる総当たり戦「STリーグ」は、12月15日(日)に最終日を迎え、男子はNTT西日本が2連覇、日本リーグ時代からの14連覇28回目優勝を成し遂げ、女子はナガセケンコーがSTリーグ初優勝、日本リーグからは2年ぶり7回目の優勝を飾った。
男子は最終日、唯一5戦全勝のNTT西日本が、第6戦ですでに4敗を喫している福井県庁、最終戦で3勝3敗のワタキューセイモアに勝ち、今年も他チームを寄せ付けない強さを見せつけ、頂点へ駆けあがった。
今季は開幕直前、主力の内本隆文がヒザのケガでフル出場が難しいアクシデントに見舞われるも、多彩なオーダーでカバー。2023年は、日本代表の上松俊貴と広岡宙がシングルスに立ったが、今季は第2戦以降、上松をダブルスに専念させ、広岡のほか、内田理久もシングルスを担った。またダブルスは9通りの組み合わせで戦ったが、星は一つも落とさない充実の戦いぶりだった。
NTT西日本の堀晃大監督によれば、今季は「あえて競った場面で課題にチャレンジしてみる」をテーマにしており、試合後、林佑太郎キャプテンは、「難しいルートを辿って優勝できたことがうれしい」と顔をほころばせていた。
一方、最終日、ヨネックスが4勝1敗でNTT西日本のあとに続いていたが、2日目にNTT西日本に敗れていたため、自力での優勝は難しい状況だった。それでも4位から2位へジャンプアップしたことをチームは喜び、高月拓磨主将は「今季は後衛が2人、前衛が4人というチーム状況のなか、雁行陣2組をつくるのではなく、攻撃的なダブル前衛2組をつくったことがばっちりハマった」と好成績の理由を語った。
女子は、最終日、前回の1位から3位の東芝姫路、ナガセケンコー、SHIROYAMA HOTEL kagoshimaが4勝1敗で並び、どこが優勝してもおかしくないほど実力が拮抗。それでも、リーグ中に、上野小町/久保晴華、浪岡菜々美、箱崎愁里/藤城みちるというベストオーダーを探り当てたナガセケンコーの安定感が光り、ヨネックス、東芝姫路を連破して優勝杯を手に入れた。
指揮官に就任して5年目の田中弘監督は、「来年は全日本実業団で勝って、STリーグでまた勝つことが目標。ナガセケンコーは強いと言われるように頑張ります」と気を吐いていた。2位には、最終日、一つも星を落とさなかったワタキューセイモアが浮上した。
なお、STリーグの1週間後に控えるSTリーグプレーオフに、男子は福井県庁とUBE、女子は太平洋工業とヨネックスが回り、残留をかけて戦うことが決まった。
【男子最終結果】
優勝 NTT西日本ブルーグランツ
準優勝 ヨネックス
3位 東京ガス
4位 太平洋工業
5位 ワタキューセイモア
6位 東邦ガス
7位 福井県庁
8位 UBE
【女子最終結果】
優勝 ナガセケンコー
準優勝 ワタキューセイモア
3位 東芝姫路
4位 SHIROYAMA HOTEL kagoshima
5位 アドマテックススフィアーズ
6位 アキム
7位 太平洋工業
8位 ヨネックス